加柴教授と岡本助教らの論文がFree Radical Researchに掲載されました!
コエンザイムQ10(CoQ10)は、ミトコンドリア電子伝達系におけるエネルギー産生に不可欠な因子であり、抗酸化物質としても重要な役割を担っています。生物種によって生合成されるCoQの側鎖長は異なり、ヒトは主にCoQ10を、マウスやラットは主にCoQ9を生合成します。冨田祥吾(博士課程学生)、岡本瑞穂助教、加柴美里教授らの研究グループは、ヒトと同じCoQ10を体内で生合成するメダカを用いて、各臓器におけるCoQ10の分布を明らかにしました。その結果、メダカにおいてもヒトと同様に、心臓や肝臓に高濃度のCoQ10が存在することが示されました。本研究成果は、メダカをCoQ10代謝、酸化ストレス、加齢および疾患に関する研究のモデル動物として活用するための基盤になることが期待されます。
著者:Shogo Tomita, Mizuho Okamoto, Hiroto Nonaka, Momoka Tajima, Ayaka Maeda, Rena Okuizumi, Akio Fujisawa, Yorihiro Yamamoto, Misato Kashiba.
タイトル:Tissue-specific distribution of Coenzyme Q10 in medaka (Oryzias latipes):implications for antioxidant systems in relation to vitamin E, cholesterol, and mitochondrial DNA content
掲載雑誌: Free Radical Research (2026)
URL: https://doi.org/10.1080/10715762.2026.2676990

